ぬくもり

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「真桜が……欲しい。」 「えっ?」 「これで一生の思い出にするから。もう真桜に何かを望んだりしないから。一度でもいいから真桜を抱きたい。」 「今だけでいいから真桜の全てが欲しい……。」 「俺のこの体で真桜を感じたい。真桜の肌に触れたい……」 「真桜を……」 俺がそこまで言うと、真桜は俺の口を手で押さえ、優しく笑った。
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