ぬくもり

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「…んっ…はぁっ……あ…」 俺の行為で涙目になっている真桜は、ゾクッとするほど綺麗だった。 俺が真桜に触れ、動くたびに真桜の甘い声が俺の耳に響いてくる。 総がいつもこの声を表情を、そしてこの体を独占していると思うと恨めしくも思えた。 俺は真桜を抱きながら言った。 「真桜…俺の名前を呼んで……。」 「…はぁ……っ…どっちの……名前……?」 「…栄太郎のほう…俺と真桜しか知らない名前……。」 すると真桜が切ない声で俺の名前を呼んでくれた。 「え、栄太郎……」 「……栄太郎……」 その声を心に染み込ませ、俺はそっと真桜の顔に触れ、自分の親指で真桜の頬を優しく撫でる。 「真桜……大丈夫…?」 「は…はい……。」 真桜が頷くと俺はさらに深く真桜を抱いた。 「ぅあっ…はあっ……あっ…」 ああ、たまらない……。 真桜のすべてが可愛くて可愛くてたまらない。 「真桜きれいだよ……他のどんな女より君は一番可愛い。」 もうこのまま時間が止まればいいのに……。 「…真桜…愛してる…愛してる…ずっと……。」 そう言って真桜に何度も深い口づけをした。 まるで夢の中にでもいるような時間だった。 やっと真桜とひとつになれて俺はすごく幸せだった。 俺は時がたつのも忘れて真桜を抱いた。
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