始まり

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朝食を食べ、みじたくをして玄関に向かう そして、靴を履き「いってきます」と言っても返事は戻ってこなかった そんなのはもう、慣れっこだった 私は、そのまま学校に向かったのであった 別に何も変わらない、ごく平凡な学校生活を終え、帰りたくもない家に歩んだ 家につくと、また私は「ただいま」と声をかけたがやはり…返事は返ってこなかった もう、わかりきっている事なのに…挨拶をしてしまう自分が今の母に何を求めているのかわからなかった
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