メメントモリ

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目を開けると、青空が視界に飛び込んだ。 目に優しくもない明るさで脳が活性する。 場所は屋上。幕森高校の屋上だ。 入学した時からのお気に入りの場所。 「…今、何時間目かな」 昼休みから眠っていたらしい。 時間感覚が狂っている。 辺りには誰も居ない。 「誰にも咎められない、ってのは素晴らしいね」 単に必要とされてないかもしれないけど。
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