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それを聞いて、俺は確信を持つ。絶対に、暗殺依頼だ。
「そして、絶対に拒絶しないこと」
俺は監督に背を向ける。
「言伝なんか、聞きたくない。
どうせ、何の話かなんて想像がついてるからな」
俺が言うと、監督は笑った。
「そうか。こうなったら、他のヤツに任せるか。オマエと同じ領主護衛部隊だと、誰がいたかな…」
監督が呟く。
「待てよ!なんで護衛部隊なんだよ!それこそ暗殺部隊に任せりゃいいだろ!」
俺が叫ぶと、監督は大笑いしだした。
「なぜ護衛部隊の事情なのに暗殺部隊を切り出すのかと思ったら…オマエ、とんでもない勘違いをしているだろ」
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