プロローグ

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「どうしてですか?どうしていきなり別れようなんて言うんですか?」 瑠美さんは下を向いたまま聞いてきた 。そのときの声は少し震えているように聞こえた。 「好きな人がいるんだ。瑠美さん以外に。」 「……ですか?」 瑠美さんの声は小さく僕には聞き取ることができなかった。 「誰ですか?」 今度は僕にも聞き取ることができた。 「誰か聞いているんですよ高志さん。」
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