少女

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俺はこの日も板前のアルバイトをしている 大将が寿司を握って、俺が寿司を運ぶ 只其だけの仕事 他に将来立派な板前になる奴に魚を捌くなど任せておいてあるから俺は楽です しかも給料は其の日によって異なるから楽しみなんだ~ 「レッド!!さっさと客にマグロを渡してこい!!」 「へ、へい!!」 そんでこいつが俺の大将 12歳の時にアルバイトを探していた俺を雇ってくれた恩人 給料は悪くないが、魚を捌くことはだけは今だ下手である 何故なら魚から血が出るから そりゃ飲みたくなるだろーが!!吸血鬼だからよ 「レッド!」 「あ、なんすか?」 「今日は客は少ないし、お前は先に帰ってもいいぞ」 「え!?まじすか!!」 喜びのあまり大声をだす俺 「其の換わり血抜きした魚の血を山に処分してくれればな」 なんだ、そんなのお安いご用じゃないかよ 血なら大歓迎だぜ 「分かりました~」 そう言って俺は血が入ったペットボトルを担ぎ、店を出ていった 「大将、血抜きしたやつをなんでわざわざ山なんかに捨てて行け!!なんてレッドに言ったんですか? 流せば済む話でしょうに」 「バカ野郎!!血を流し台に流しちまったら魚に申し訳ねぇーだろ!!」 「はぁ…?」 あいつのことだ、山に捨てずに家に持ち帰って、今晩の飯にしてるだろーよ
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