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「これでお前は魔族になり魔王になれる、後はこっちに来い」
「今度は何?」
何一つ動いてないけどもう動きたくない
「契約だ け・い・や・く」
だるい身体を無理やりアルの所に行くと下に魔法陣が敷かれていた
「失礼」
「ぎゃぁぁ!!血、血がぁぁ!!」
アルに手のひらを切られ血が魔法陣に零れる
「ぎゃーぎゃー騒ぐな」
アルは冷静に自分の手のひらを切り血を俺の切り口に垂らす
次に唇に何か柔らかい物が触れ、アルの顔が目の前にあった
目の前にアル?
「……ハァ…ハァ」
「……っ!!?」
アルが離れて、今更気付いた
「キス?」
「アルテミス、死ねゴラァ!」
そしてアルに跳び蹴りをされた
「くっそ、契約の方法や容姿を洗いざらい変えやがって」
唇を腕で拭きながら言うアルの頬は少し赤くなっている
「アキラッ!」
「あ、ハイ!」
「特訓だ」
言った事を理解する前にアルに腕を掴まれ森に瞬間移動した
「アル、何かいる」
「喜べドラゴンとかいるぞ」
「喜べるか!」
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