星降る夜に

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「ん、……ふぁ~」 ガツッ「いたっ!」 目を覚まして体を伸ばそうと腕を頭上の方へ伸ばしたら腕を天井にぶつけた。 ぶつけた衝撃に驚いて跳ね起き、辺りをキョロキョロと見回した。 状況を確認してから先程までの寝ていた脳を整理するかのように思い出そうとした。 (運転席……そうか、いつの間にか寝ちまったんだな) 「はぁ……」 一つ大きな溜め息をついてから携帯電話で時刻を確認した。 (もう一時か……ちょうどいい時間に起きたな) 車の運転席から降りてトランクの方へ回り、中からビニールシートや懐中電灯などが入った大きな鞄をおろす。
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