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「とりあえず佐助は自己紹介を」
「うぅ…わかったでござるよ。私の名前は『猿飛佐助』でござる」
またしても戦国武将の名前。けど猿飛佐助って…実際の戦国武将っていたっけ?
「そうか。二人で戦国武将ごっこか?けどね、流石に俺だったかよかったものの、もし、全く知らない人が見たら――――」
「今…なんていったでござるか…?」
「はい?」
自称佐助さんがプルプルと体を震わせてそう言った。
「だから、戦国武将ごっこは―――」
シュッ―――!
次の言葉を言おうとした瞬間。自分の頬に何かがかすれた。
「―――次そういうこと言ったら。死んでもらいますよ…」
自称佐助さんはリアル忍者のように手裏剣を手に持ってそういった。
俺は頬に手をあてる。
――――ぬれてる…血!?
あれリアル手裏剣かよ!ああああ
「ああああぶねーよ!何するんだよお前!」
「お前とは!佐助にむかってお前とか、殺すでござる!」
「――――もうやめてぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
………
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