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自称佐助とは正反対の性格のオドオドした自称幸村が大きな声で叫んだ。
「佐助も…もうやめて。合戦は終わったんだから人殺しはダメ」
「うぅ…わかったでござる」
しぶしぶ俺から距離をとる自称佐助。
「ありがと幸村ちゃん。それと…合戦って何のこと?」
「お主。合戦を知らぬのか?」
「知らないけど」
「お主何処の人間だ!?日本の人間ならだれでも知ってるぞ!…む?貴様のその服装、変わってるでござる。もしや…日本の人間ではないのか?」
「いや…聞いての通り日本語ペラペラ…日本人だけど」
俺は当然のように答える。そういえば。こいつら確かに鎧とか兜とか現代では、考えられない服装してるな…さっきの手裏剣といい…
「えとー…リアル武将さんですか?」
「りある武将?なんですかそれ?私は『真田幸村』で立派な武将ですよ」
「私は『猿飛佐助』でござる。忍びでござる」
おぉぉ…!?ほんとかよ!?あの有名な幸村が…女の子!?あと佐助って…現実にいたのか!
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