板チョコもなか

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中学に入った僕は野球部に入部した。 毎日毎日、体力作りにいそしみ、真面目に頑張っていた。 そんな僕に、2つ年上の古澤先輩が話しかける。 「おい、相田ぁ、アイス買ってきてくれ。」 「いつものやつでいいんすか?」 「ああ、頼む。」 僕は先輩から小銭を受け取ると、近くにある駄菓子屋に走った。 「先輩、買ってきました。」 「ああ、サンキュ。」 古澤先輩は特にヤンキーでもなく、どちらかというと後輩に対して優しくて、野球も上手い先輩は皆から好かれていた。 そんな先輩が、僕をパシリに使っているのは違和感があり、周りは不思議がっていた。 僕も不思議だったが、まあアイス買ってくるのが面倒なんだろうなと、たいして深く考えなかった。
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