見えない足跡

4/17
前へ
/473ページ
次へ
そのまさかだった。 "一哉" ディスプレイにそう表示されていた。 出ようか、出まいか、 瞬時に考えた………… バックから携帯を取り出して、今の今までコールはかなりの時間鳴っている。 どうやらあちらはあたしが電話に出るまで鳴らす気らしい。 それがあたしにはわかった。 意を決して電話に出ることにした。 『もしもし……?』
/473ページ

最初のコメントを投稿しよう!

256人が本棚に入れています
本棚に追加