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「信用してくれて良かったよ」
「まったく、悪い笑顔だな…ハァ」
微笑んで言う神に陽がため息をしながら、悪態をついた
「それじゃあ、まずはプレゼントをあげよう」
そう言って神は右の手の平を陽に向けた
「プレゼント?」
「うん、陽君は出血多量で死んだから、この〈無限血液生成臓器〉を…埋め込んだ」
「勝手にやるなよ!」
今からやられる、と思い身構えた陽は思わずツッコんだ
「良いじゃないか、もう血が尽きることはないんだから クスッ」
「もういいよ。 ところで転生先はどんな世界なんだ?」
堪えきれず失笑する神に呆れた陽は話を進めた
「いやあ、実はまだ決まってないんだよね……だから陽君に選んで欲しいんだ」
神はそう言って、何も無い空間に手をかざした
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