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「えっと、まずは武器だね
一〈自分が悪だと思う全てを切れる剣〉
二〈自分の思い通りに変わる球〉
この二つから選んでね」
「次に寿命
〈不老長寿〉か〈不老不死〉だね」
後から、ちなみに不老長寿は五百歳ぐらいだよ、と神は付け足した
「最後に体躯
〈神の身体〉か〈神の翼〉
身体は強度とか身体能力の事、翼は僕のレプリカだよ」
神が言い終わると、陽はさほど考える事も無く答えを出した
「〈思い通りに変わる球〉、
〈不老長寿〉に〈翼〉だな、それ以上は要らねえよ」
「強い身体や不老不死は要らないのかい?」
「俺はもうかなり強いからな、それに不老不死なんて必要ないだろ」
そう言った後、せっかくの一夫多妻なのに不老不死なんておかしいだろ、とつぶやいた
「ふふっ、そうかもね」
「どうする?もう行くかい?」
全て決め終わったらしく、神が陽に提案した
「その前に妹の事だけ頼めるか、
あいつはどうせ……
……だろうから」
「分かった、僕の方で何とかしておくよ、
!!じゃ、じゃあ行ってらっしゃい」
神が慌てた様子でそう言うと、陽の足下に穴が…
「って、ふざけんなアアァァ!!」
陽はここ一番の叫びで森に消えていった
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