異世界に着きました。

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悩んではこちらに顔を向けてを何度か繰り返すとようやくアイリスは口を開く。 「…そうですねはっきり言って、湊さんあなたの事は信用できません。ましてや勇者潰しなど発言してる時点で案内などあり得ません。以ての外です」 力強く言い切った辺り、交渉は決裂か…残念。とは言っても仕方ないよな…ってか当たり前だよな。今からお前らを殺すって言ってるようなもんだし。 おいそれと案内するわけないか。 「んじゃ、交渉は決裂ですね。それなら、俺は先を急ぎたいんで、もう行っても良いですか?」 「ここまで私達の国に騒ぎを起こしておいて、帰れるとでも?」 …あはは、目がマジだわ。 「じゃあ、どうしろと?」 「あなたには捕まってもらいますよ。湊さんのような危険分子は、早めに叩いておくのが世の為です」 鞘に戻した剣を再び取り出して構えるアイリス。 「…ふぅ。見逃してはくれないってことで?」 「当たり前です」 即答かよ…。 仕方ねぇ…やるか。 「分かりました。一つだけ条件を良いですか?」
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