4505人が本棚に入れています
本棚に追加
/323ページ
「ったく、あのチャラ神ヤロー…とりあえず異世界に着いたわけだが…。」
湊はチャラ神の落とし穴式転送により、予定とは大分違う場所に転送された。
「何でまた、こんな街のど真ん中に転送なんだよ…。」
呟いた湊の周りには人集りが出来ていた。
急に空から降ってきた男に、街中の者たちの視線が集まるのは当然。
『あーテステス…。こちら神こちら神。湊どうぞ。』
突然、頭の中に響くチャラ神の声に目を見開く。テレパシーだとッ!?
「チャラ神…テメェ。この状況を説明しやがれ。」
『何て言うかあ~間違えちゃいましたぁ。すまぬ許せ(笑)。』
「お…前…ころ…す。絶対にコロォォォス!!」
『まぁまぁ、湊ちゃん怒らない怒らない。それよりも、説明し忘れた点がいくつかあるから、よく聞きなさいな。』
最初に言っとけハゲ神!
「説明?何か他にあんのかよ。」
『勇者の人数と魔法の使い方をちょこっとレクチャーなんだけどさ。その前に、とりあえず湊ちゃんが倒さなきゃならない勇者の数は、全部で七人だ』
最初のコメントを投稿しよう!