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『ヤバくねって言うより、アウトだよね?思いっきりヤッちゃったよね。』
「どうすんだよ、チャラ神!異世界に来て早々に問題起こしたんだけど…こんなつもりでわ無かったような。」
『まぁ仕方ないよ。ここは何も見なかったことにして、宿でも探しなよ。』
「こんな問題起こしておいて宿探しとか無理じゃね!?既に取り囲まれてんだけど!」
ちなみに、一部始終を目撃していた人達は多数。俺の周りには鎧を身にまとった騎士風の人達が、腰から剣を抜いて距離をとって警戒していた。
『とりあえず面倒だから戦ってみたら良いんじゃね。魔法使うのにも慣れた方が良いからやってみ?』
他人事のように告げるチャラ神に、キレそうになったのは言うまでもない。
ってか、原因作ったのお前だろうが。
そうは思っても、向こうは戦う気満々だ。今にも飛びかからんと、目に炎と言う名の怒りを宿してこちらの様子を窺っていた。
「はぁ~面倒くせぇけど肩慣らしに戦っとくか。」
来て早々何なのこれ?
面倒臭ぇな。幼女とかいえねぇかな、どこかに。癒されてぇわ。
「まぁ、いいや。そこの君すまぬが、今この国に勇者はいるかね?」
手前の若そうな騎士がいたので疑問を投げかける。
「貴様ッ!!ぬけぬけとよくもそんな口をッ!この国に喧嘩売ってタダで済むと思うなよ。こちらには勇者アイリス様が居るんだ!!」
なぜ、俺が怒られんのこれ?やれって言ったのはあのバカチャラ神なのに…腑に落ちん。
でも、とりあえず勇者は居るらしい。しかも名前を聞いたところ女か?
若くてピチピチの幼女のような勇者なのか?ぐふふふ…楽しみだな。
早くクンカクンカして愛でたいんだなぁ。
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