1話 想い出

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小3の最後の思い出は最悪のものとなった。 元居た田舎から私は、逃げるように越した かなり遠く離れた、宮崎県に引っ越した私は楽しく過ごした。 知事が有名な事もあってか、地鶏の美味しさにも気づいて マンゴーにハマりすぎて、親を困らせて 『どけんかせんといかんっ!』 元芸人が知事になるなんて… なんて行動力のある人なんだろう… 尊敬もしたけど、ふと地元を思い出した。 夜空を見上げるたびに… 『狭い…星…少ないなぁ…』 服のセンスだって変わった。 今までは、スカートやらフリルやらピンク系の明るい色が好きだったけど… 最近は、落ち着いた色の方が自分にあってる気がしてきていた。 長かった髪も、バッサリ切った もう少しで、腰まで!って長さだったのが肩にもつかないほどの長さになった。 軽くて、洗いやすくて楽だった。 行事も楽しんで、学校生活も充実して 意気揚々と中学に進んで、友達とバカやって 勉強して、はしゃいで、買い物して、髪染めて、ピアスも開けた しっかりと、親の同意は得てたし怒られはしなかった。
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