プロローグ~学園生活最後の朝~

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―――アリシア視点に戻ります 不思議な音の正体はエルに引きずられたヴァンが階段を落ちる音だった エルは分身のことを見抜いていたみたいでレーヴァたちに褒められ顔を少し赤くして照れている ヴァンはというと頭にたんこぶができた状態で転がっていて、近くで着々とオシオキの準備が進んでいるのに動かない リンダ「さっきはよくも覗いてくれたわね~?」 リンダちゃんは恐い笑顔を浮かべヴァンを見下ろす ヴァン「ア…ハハ…何…のことだ…か…サッパリ…?」 リンダ「ろくに喋れないのに誤魔化そうとするんじゃない! アンタ私の下着見たでしょ!」 フィーナ「そうです!ふざけないでください!」 リンダちゃんとフィーナちゃんの言葉にヴァンはニヤリと笑った ヴァン「いや…実際に見たわけじゃなくて…怯ませる…ためのテキトー…だったんだけど…この反応は図星…だったか?」 一瞬でリンダちゃんの目が絶対零度の視線に変わる リンダ「…みんな、お仕置きは私がこれで頭を叩き割るでいいかしら?」 そう言ってリンダちゃんはさっきの戦鎚を掲げる 「いいんじゃない?」「やっちゃえ~」「私も真剣使っていいかな~?」 みんなはリンダちゃんの提案に賛成みたいだ …でも流石にヴァン死んじゃうんじゃないかな? 私も止めないけどね!
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