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ーーーレーヴァ視点
俺には索敵スキルはない。
剣と攻撃魔法、治癒魔法を覚えるのに精一杯でそんな余裕はなかったからだ…
当然隠れている敵、ましてその道のプロを見つけるなんて本来なら不可能な話なのだが…
ヴァン「レーヴァ!?嘘だろ!」
ヴァンの居場所だけはなんとなくわかるようになってきていた…
ヴァン「くそっ!」
ヴァンはベッドの下から飛び出して逃げ出そうとするが、出口はリンダによって塞がれ、フィーナは外へと退避している…
つまり、ヴァンに逃げ場はない
レーヴァ「おとなしく諦めて御用、となってくれねーかな?
お前を捕まえるのは一苦労なんだよ」
ヴァン「いや~、バレたからっておとなしく捕まっちゃ男が廃るってもんだろ?」
レーヴァ「んなことで男を廃らすな…」
この会話のあいだにも俺とヴァンはジリジリと移動し、互の間合いを取り合っている
ヴァン「…っていうか!今さらだがだいたい、なんでお前が女子寮の事件解決に協力してんだよ!
おとなしく男子寮にいればいいだろ!!」
レーヴァ「生憎と幼馴染がいるところを覗こうなんてする奴をほおっておけない性分でね!」
ヴァン「そんなにいうならどっちかと付き合えってーの!
そしたら残った方と俺が付き合うからさ」
リンダ「…最ッ低ね」
話を聞いていたリンダが軽蔑のこもった目でヴァンを見る
そして俺はついにキレる
レーヴァ「んなことさせてたまるか!この野郎!!」
俺はヴァンに向かって突進した
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