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――――――アリシア視点
う~ん、いないなぁ~
私は2階より上はレーヴァとエルに任せて1階の玄関の近くを中心に探していた
まぁ2人の方が探すのが得意だし、見つけたらオシオキするのはみんなだから本当は私は足止めするぐらいでいいんだけど…
タッタッタッタッタッタッ
ドドドドドドドドド…
あ、誰かがヴァンを見つけたみたいだ
上の方から誰かが走る音が聞こえる
私は背中に吊っていた両手剣の大きさの木刀を構える
流石に真剣だと死んじゃうから訓練用の木刀を使うけど手加減はしない
階段を降りてくる音がしてヴァンが姿を現した
ヴァン「アリシアちゃん!そこ退いてー!!」
アリシア「退くわけないでしょ!
っていうか、アリシアちゃんって呼ぶなーー!」
私は剣を横に構えて逃がさないようにする
それを見たヴァンは階段の最後の5段目から大ジャンプ!
しまった!ヴァンの方が私より足が速いからこのままじゃ逃げられちゃう!
私は頑張って後ろに下がるけどヴァンの方が速い…
もう逃げられちゃうかと思ったその時…
リンダ「逃ーがーすーかーーー!!」
階段の踊り場に走ってきたのはリンダちゃんだった!
その手には本物?の戦鎚が握られている
ヴァン「あ、やべ…」
リンダ「喰らいなさい!」
空中で身動きが取れず焦るヴァンに向けてリンダちゃんは戦鎚を投げつけた!
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