彼女達……

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流される毎日に、心地好さを覚え始めたのはいつからだろうか。 平凡に自分の持つ煩悩を感じながら、日々気だるい快楽を求めて時の流れに身を委ねる。 働く事は好きでは無い……しかし、働く事で得られる快楽も有る。 日々働き、休みのとある日に女と会う。 女が求めるモノ、俺が求めるモノは一致している。 そこに重要な言葉は存在しない。 ただ、時の流れに互いの身を任せ、次々に訪れる波に溺れる。 嗚呼……真っ白な砂になりたい。 嗚呼……真っ青な空になりたい。 抜け殻になった女と俺は、また次の覚醒の為にいろいろと溜め込む旅に出る。 そんな事を繰り返して、女は、俺は次の事を考え始める。 流れに身を任せて……流れに身を委ねて違う相手を見つける。 そこには……また違う覚醒が待っている……そう、なんとなく感じながら……。
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