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その偉そうな幼女は大声で
『幼女じゃない!』
と叫びました。
『此れでも我は、全ての魔の頂点に立って居た大魔王だ。』
「さっきも大魔王とか言ってたけど中二病?」
『ちゅうにびょうとはなんだ?』
「大魔王だ!とか突然言う奴。」
『我ではないか。』
「そう、貴方みたいな人の事。」
『そうか、我以外のそいつ等は強い(実力的な意味)のか?』
「とても強いよ(精神力的な意味)。」
『そうか、そんな奴等が我の生きて居た時代に居ればもう少し楽しめたのかもな。』
「貴方は、死んでいるの?」
『その通り、我の肉体はとうの昔に滅んでおる。この本に魂と記憶を移しておるだけじゃ。此処におる我はただ後継者を探すだけの幻よ。』
「そして、私が大魔王の後継者に選ばれ中二病を無理強いされると。」
『その通りじゃ。』
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