薄幸の女流童謡作家
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「花のたましい」 散ったお花のたましいは 身ほとけさまの花園に 一つのこらず生まれるの。 だってお花はやさしくて 蝶々にあまい蜜をやり、 人にゃ匂いをみなくれて、 風がおいでとよぶときに、 やはりすなおについてゆき、 なきがらさえも、ままごとの 御飯になってくれるから。
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