薄幸の女流童謡作家

2/6
前へ
/6ページ
次へ
「花のたましい」   散ったお花のたましいは   身ほとけさまの花園に 一つのこらず生まれるの。  だってお花はやさしくて  蝶々にあまい蜜をやり、  人にゃ匂いをみなくれて、   風がおいでとよぶときに、  やはりすなおについてゆき、   なきがらさえも、ままごとの     御飯になってくれるから。image=67503399.jpg
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加