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「で、どうすんの?やるの?やらないの?」
再び挑発してやると。
「やるに決まってんだろうが!!」
ロバータがいきなり飛びかかってきた。そんな隙だらけじゃ、
「やりたい放題だぜ!!」
俺はすかさず奴の顔面に右の拳を突きつけたタイミングはバッチリだった。だが、
(ガシ!)
「何?」
受け止められた、完璧にカウンターで入ったはず。さすが闇の戦士、この程度余裕か。
「遅ぇんだよ!!
」
すかさずロバータが右拳を振り上げてきた。
ロバータのアッパーをガードしたが、その勢いで空高く突き上げられた。
(ガードしたのに上げられた?しかもガードした腕がかなり響く。奴の攻撃を受け続けるのは駄目だ。)
更にロバータは空高く突き上げた俺を追うように飛んできた。
「オラオラ、どんどん行くぜ!!」
「今度はこっちの番だ!」
右足の回し蹴りが奴の顔面にクリーンヒット!
「ガバッ!」
奴は地面に叩き付けられ、俺はすかさずかかとおとしを喰らわす為にモーションに入った、次の瞬間!
「ぐわっ!」
何だ?目が見えない。どうやら奴は砂で俺の目を封じたようだ。
(クソっ!これじゃ何も見えない。)
(シュッ!)
「ぐわっ!」
「あはははははは。どうした?その程度か?呆気ないもんだなぁ!!」
「うわっ!」
あらゆる方向からロバータの攻撃が浴びせられる。目が見えないから反撃も出来ない。
(クソっ!これじゃあ太刀打ち出来ない。どうする?)
「オラオラどうしたどうした?その程度か?アルバ
ーン・リキッドの実力は!」
ロバータは攻撃をどんどん強くして来ている。どうやら俺を殺す気らしい。
(駄目だ。このまま攻撃を受け続けたら死んじまう!
やりたくなかったが、あれをやるしか。)
「トドメだ!」
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