8人が本棚に入れています
本棚に追加
アルバーンの部屋
「あのくそ親父!!」
俺は部屋のを「どん」と、おもいっきり蹴りとばした。
「何が“お前には関係ない”だ!マックスに関係あるなら俺にも教えてもいいじゃねぇか!」
俺は壁に穴がくらいおもいっきり壁を蹴りとばした。
(くそ!腹の虫がおさまらねぇ。何で俺には教えてくれないんだよ!)
マックスの件でムシャクシャしていると。
(コンコン。)
「アルバーン様、お食事の用意が出来ました。」
ドアの方から男の声がした。おそらく執事だろう。
「今日は食欲がないからいい。」
「分かりました。旦那様にわそう伝えさせて頂きます。」
執事が遠ざかったのが分かった途端に、俺は早速準備に取り掛かった。
何の準備かって?
勿論マックスを追うための準備に決まってんだろ。
(マックスと会ったとき、あいつの着ていた服は、)
“どんな時でも戦闘ができる為に防衛軍ゼロ専用に作られた戦闘服”だ
とても軽く頑丈にできている。ライフルの銃弾も、この戦闘服の前では輪ゴムも同然。
(あれを着ているという事は、戦闘を警戒しているということだ。しかもあいつは自分の武器を持っていた。俺も一応戦闘服を着て行こう。)
「・・・念のため“こいつ”を持って行くか。」
(さて準備は整ったし、そろそろ行くか。)
俺は部屋の窓から屋敷の外へ出た。屋敷の外にわ警備員がぞろぞろいる為、屋根から屋根へ飛びうつって移動した。
(マックスが向かったのは方向からしておそらく
「光の塔」。
あそこは、この光の世界の中心でこの世界の支え、だからあそこが壊れれば光の世界は光を崩壊する。だからたまに、闇の世界の者が光の塔を壊しにくる。
「それだけは是が非でも阻止しねぇと。
」
俺は猛スピードで、光の塔へ向かった。
最初のコメントを投稿しよう!