ゼロ

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アルバーンの部屋 「あのくそ親父!!」 俺は部屋のを「どん」と、おもいっきり蹴りとばした。 「何が“お前には関係ない”だ!マックスに関係あるなら俺にも教えてもいいじゃねぇか!」 俺は壁に穴がくらいおもいっきり壁を蹴りとばした。 (くそ!腹の虫がおさまらねぇ。何で俺には教えてくれないんだよ!) マックスの件でムシャクシャしていると。 (コンコン。) 「アルバーン様、お食事の用意が出来ました。」 ドアの方から男の声がした。おそらく執事だろう。 「今日は食欲がないからいい。」 「分かりました。旦那様にわそう伝えさせて頂きます。」 執事が遠ざかったのが分かった途端に、俺は早速準備に取り掛かった。 何の準備かって? 勿論マックスを追うための準備に決まってんだろ。 (マックスと会ったとき、あいつの着ていた服は、) “どんな時でも戦闘ができる為に防衛軍ゼロ専用に作られた戦闘服”だ とても軽く頑丈にできている。ライフルの銃弾も、この戦闘服の前では輪ゴムも同然。 (あれを着ているという事は、戦闘を警戒しているということだ。しかもあいつは自分の武器を持っていた。俺も一応戦闘服を着て行こう。) 「・・・念のため“こいつ”を持って行くか。」 (さて準備は整ったし、そろそろ行くか。) 俺は部屋の窓から屋敷の外へ出た。屋敷の外にわ警備員がぞろぞろいる為、屋根から屋根へ飛びうつって移動した。 (マックスが向かったのは方向からしておそらく 「光の塔」。 あそこは、この光の世界の中心でこの世界の支え、だからあそこが壊れれば光の世界は光を崩壊する。だからたまに、闇の世界の者が光の塔を壊しにくる。 「それだけは是が非でも阻止しねぇと。 」 俺は猛スピードで、光の塔へ向かった。
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