誘拐と過去

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矢崎雅side 神田楓が誘拐された オレが...一緒に行けば良かった そうすればこんなことにはならなかったのか...? 「くそっ」 「雅、気を落とさないで下さい。期限は短いですが、それまでに見つけましょう」 「....誘拐した人.....だれ」 「青葉麗」 そう橘は言った 「あいつ、最初から危ないと思ってたんだ...。楓の様子も伺っていた...。それに、昔の知り合いって言ってた」 「楓、5、6歳の記憶がないんだ」 笠原もこう言った そういえば言っていたな。そして、それはオレもそうだ 「オレも...関係しているのか?今回の誘拐に...」 この記憶がないとき...何かあった それはつまり... 「オレは、神田楓とも知り合いなのか...?」 「うん...そうだよ」 こう言ったのは兄だった 矢崎雅side end
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