820人が本棚に入れています
本棚に追加
/157ページ
矢崎雅side
神田楓が誘拐された
オレが...一緒に行けば良かった
そうすればこんなことにはならなかったのか...?
「くそっ」
「雅、気を落とさないで下さい。期限は短いですが、それまでに見つけましょう」
「....誘拐した人.....だれ」
「青葉麗」
そう橘は言った
「あいつ、最初から危ないと思ってたんだ...。楓の様子も伺っていた...。それに、昔の知り合いって言ってた」
「楓、5、6歳の記憶がないんだ」
笠原もこう言った
そういえば言っていたな。そして、それはオレもそうだ
「オレも...関係しているのか?今回の誘拐に...」
この記憶がないとき...何かあった
それはつまり...
「オレは、神田楓とも知り合いなのか...?」
「うん...そうだよ」
こう言ったのは兄だった
矢崎雅side end
最初のコメントを投稿しよう!