最終章

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かつて天下をとった人間を表した俳句 『鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス』 上に立つものがいれば、下につく人間もいる。 ただし、使えないなら切り捨てるべき。 昔も今も変わらない考え、思考である。 人それぞれ価値がある。 『僕』でさえ、価値がある。 ただ価値は平等とは限らない。 それが100だったり、10だったり、0だったり。 『僕』みたいにマイナスであったり。 だから価値なき人はいない。 いや、仮にいたら、棄てられて捨てられて剃てられるだろう。 笑えるかい? そんな君自身にも価値があるといいね。 今、『僕』がいいたいこと? 這い蹲ってる『僕』みたいに、汚く卑しく哀れに価値に、勝ちに、こだわるべきだ。 負け続けた『僕』だからこそ執着する。 貴方達も絶望するなら勝ちにこだわるべきだよ勝ちに ね。 「はなしをきかせて?」 言われた事ありますか? 何かに思い悩んだ時、親友、恋人、家族。 愛すべき人、空いすべき他人に。 「話せば楽になる。」 なんて信じてるんですか? 嗤わせないで下さい。 そんなもので楽になるなら 『僕』は『僕』じゃない。 きっと、何者でもない、【異状】だっただろう。 普通に考えて欲しい。 何もない『僕』にも解る。 〝ソンナモノデナニヒトツカワラナイ〟 下らない、下らない、下らない。 変わるとすれば話した後の大切な人のストレスの量でしょう? それでも話するなら離し会えばいいでしょう。 嫌気と言う名のストレスの押しつけ愛を。 普通になりたいなら、まず異常を知るべきである。 『僕』はそう思う。 《以下省略》 貴方自身も気付いてるんじゃないですか? 異常事態に。 この物語の終を見るなら、そろそろ辞退するべきですよ。 普通見えた異常の思考から。
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