発売前夜

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その夜、俺は大きな部屋で一人ソファーに座ってテレビを見ていた 『新感覚体験アクションゲームデビルファンタジー明日発売!』 それを見ていて思い出した (ヤバい明日なのに予約するの忘れてた……) おもむろに携帯を取り出し電話をかけた 「もしもし父さん?」 『おー龍二か久しぶりだな元気にしてるか?』 「うん元気にしてるよそれでね今日はお願いがあって電話したんだ」 『うん?なんだ言ってみなさい』 「明日発売のデビルファンタジーってゲームを予約するの忘れちゃて…」 『なんだそんなことかそれなら大丈夫だ父さんに任せなさい』 「本当に!ありがとう父さん」 『どういたしまして』 よし作戦成功だ 俺の父さんがこんなことを出来るのには理由がある 父さんは世界第3位の神坂グループの社長だからだ そんな父さんにとってゲーム一本の入手など容易いことだ
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