発売前夜

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そうと決まれば明日のために準備をしよう (取り敢えず仲間を集めるか) 俺は再び携帯を取り出し電話をかけた 「もしもし優衣」 『ん?なに神坂君?』 「明日発売のデビルファンタジーってあるじゃん」 『うん大人気ゲームだよね』 「そうそれ、もしよかったら明日俺ん家に集まって一緒にやらない?」 『神坂君から誘ってくれるなんて嬉しいな、あっでも仲間って多い方がいいよね』 「えっ…あっうんそうだね」 『私ね速人や蓮からも誘われてるんだけど一緒に連れて行ってもいいよね』 「うん…まあいいけど」 『ありがとう神坂君、明日の10時ごろ行くから待っててね』 「分かったそれじゃあおやすみ」 俺は携帯を置き深い溜め息をついた 優衣は学園でもトップ10いやベスト3に入る美人だ そんな美人と一緒にゲームをしたいと皆が思うだろう俺だってその一人だ (でも2人だけならまだ少ない方なのかな?) 俺は再び溜め息をついた (しかしよりにもよって速人と蓮か…) 正直俺はこの二人とはあまり仲が良くない あの二人も俺のことを善く思っていないだろう (でも仕方がない、なんとかなるだろう) 俺はそう言い聞かせながら眠りについた
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