眠れない夜に  one night side H

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「私、係長が姑さんなら上手くやれると思うんですけど」 「アハハハハ!確かに。私も堀ちゃんがお嫁さんなら上手くいきそう。でも、さすがに26歳差はねぇ」 「えー!係長のケチー!」 凛君は、自分の将来の事を言われているとも知らず、私達のやり取りを不思議そうに眺めていた。 身支度が整い、玄関先でお別れの挨拶。 「じゃあ、気を付けてね。課長と小野寺にもよろしく」 「はーい。伝えます!係長こそ無理せず、身体にくれぐれも気を付けてくださいね」 「うん。ありがとう。っていうか、堀ちゃん、私の事、いつまで係長って呼ぶの?」 「だって、今更、係長を係長以外で呼べない。係長は係長だもん」 「そうねぇ…私も堀ちゃんに係長以外で呼ばれるとしっくりこないか。じゃあ、係長っていうあだ名ってことで」 「係長があだ名って…アハハ!いいですね。それ」
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