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「ん~?3…2日有れば余裕だろ?」
「余裕だろ?って…俺たちルールだってまともに知らないんだぜ?」
「それは、ほら!根性でなんとか…」
「ならねぇ~よ!?」
「大丈夫!僕が優しく叩き込んであげるから」
『一人称変わってるし…』
「てか、叩き込むのかよ!?」
「恵…文句でもあるのか?」
「いや…無い」
「だよな!それじゃ、特訓開始だ」
* * * * * * * * * *
「それで、皆さん将棋をしているんですね」
「イノっちも早く練習しないと!」
「…私は結構ですよタイガーさん」
「え!?イノっちも私達の一員でしょ!?」
「そうですが?……そんな泣きそうな目で見ないでください」
「だって…負けたら言いなりにならないとなんだもん」
「言いなりですか…」
「…本当にごめんなさい」
「ところで…皆さん駒の動かし方わかってますか?」
「……」
「全部の駒が一マスしか動けないわけでは無いですよ?」
「……」
「大丈夫!僕が教えてるから」
『…僕?』
「そこに指したら王とられるだろ恵!」
「痛てっ!叩かなくても良いだろ?」
「言っただろ?叩き込むって」
『…大丈夫でしょうか』
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