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魔王
dark master
それは、人知を超えた力と魔力、知性を兼ね備え世界を闇へと導く者…
「いいかい…お前は魔王になるための特別な器なんだ」
「誰とも一緒になどなれない」
「誰もお前を愛さない」
「哀れで醜い我らが王」
「崇め奉らん」
「犠牲の王を」
「違う!俺はっ」
真っ暗な寝室に響く声。
そこにおちゃらけた雰囲気は一切なく何かを失った暗い響きだけがあった
「ったく…あれから何百回目だよ」
ゆっくりと頭を抱え呟く魔王。
退屈…退屈…退屈退屈退屈退屈退屈退屈退屈退屈退屈退屈退屈退屈退屈退屈退屈退屈退屈たいくつ…タイクツ
恐い
快楽をいくら求めても
いくら放蕩を尽くしても
あの夢からは逃げられない…
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