プロローグ

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「ん…?待てよ」 そう 彼は気付いたのです 「モンスターの外見って要は、俺様が決めるんだ!」 この瞬間の彼の目の輝きを何かにたとえるとすれば 某海賊漫画に出て来るトナカイが狙撃手の嘘に騙されたときの輝きっぷり そっくりでした。 もちろん、輝いてる理由に可愛い憧れなんてものは、有り得ません。 「ドラゴンだったらちっと無理なことしても大丈夫だし」 何をやらかす気だ 「頭がいいから飲み込みも早いし」 何を教える気だ 「尻尾とか色々ヤレるし!」 尻尾を何に使う気だ!? と、様々な妄想の集まりとして私は生まれました。 「エイル様かわいそー」 「魔王さまのスケベー」 インプ達よ、同情ありがとう。 と、いうわけで私は毎日この変態魔王に付き纏われているのです。
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