幸せな日常

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「・・・いら?藍羅?」 誰かが・・・私の名前を呼んでる 目をあけると、白い壁・・・? 横を見ると 「ふーくんっ」 って、ここ、保健室じゃんか。 白い壁って思ってたのは天井だった。 「あっ。起きた。よかった、よかった」 この子は私の幼馴染・英田 風汰(アイダ フウタ) 「あっ、柚月さん。調子はどう?」 「え?元気ですっ」 「よかったわ。もう少しで授業終わる時間だし 鐘がなったら教室戻ってね?」 「はいっ」 そして、私は柚月 藍羅(ユヅキ アイラ)。 少し病弱なんです・・・ 「ちゃんと、栄養はとれよ?」 「とってるもんっ」 まだ、大きな病気にはかかったことがなく 入院はしたことあるけど短期だし 普通の女の子ですっ。 キーンコーンカーンコーン 「教室戻るか」 「うんっ」 教室に戻ると 「大丈夫っ?!」 真っ先に私の所へ来る女の子 この子は私の親友の鹿山 桃(カヤマ モモ) 美人でお洒落な子。 「大丈夫だよ。ゴメンね」 「ううんっ。廊下で急に青ざめて倒れそうになったところを 風汰君が助けたんだよっ。カッコいいよねぇ~」 「ふーくんは、いつでもカッコいいもんっ」 「惚れた?」 「うーん。どーだろー。惚れちゃったかもっ」 冗談を言ってみる 「いてっ」 案の定、でこピンされたぁ~・・・ 「嘘つくな」 犯人はふーくん。 「はぁーい」 「ふふっ」 急に笑い出した桃ちゃん 「どうしたの?」 「ううんっ。ただ、兄妹みたいだなぁ~って」 「なにそれー」 一緒に笑った。 あー。幸せだなぁ~
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