1050人が本棚に入れています
本棚に追加
/91ページ
ー…さて、俺は
生まれながらの目つきの悪さと
人見知りのおかげで
とても苦労してきた。
周りから恐れられ
話し掛けられず、友達なんか
できなかったのである。
そして姉から、何故か
授けられた一冊の本。
「読んでみなさい。」
…俺は読んだよ。
そしてすぐに、姉に
次の巻を借りに行った。
俺が腐男子になった瞬間さ。
そして、俺は
この学園に入ることを
決意させた。
「雅人はね、あんた絶対
性格で言うと受けなのよ。」
「…うん。」
「その顔と性格のギャップは
もう格好の餌食…！」
「俺、掘られんの…？」
「ちゃんと愛があるなら
おねぇちゃん萌えるけどね
無理矢理はダメ。萌えないから。
…だから会長になりなさい。」
「あの俺様に？！」
「顔だけなら合格よ！
あとは、うん…雰囲気も。
しゃべらなきゃね。
というわけで、今日から特訓よ。
立派な俺様にして
あげるからね！」
-
最初のコメントを投稿しよう！