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裏庭を歩いているところで何か物音が
聞こえた。足を止め、耳を澄ます。
(ッ!もしや濡れ場…?!)
気遣って離れるということはせずむしろ
携帯のムービー機能を発動させて構える。
ーガサッ
音を立てるその茂みに携帯をまず差し込ん
だ。大半の人は行為に夢中で気付かない。
まぁ気付かれたら逃げるまで。
そして、茂みの隙間に片目を近付ける。
「…わぉ。」
(いやー、あん時ほどビビッときた瞬間は
無いね。)と俺は後に語ることになる。
ー俺の視線の先には
猫と戯れる超イケメン。
噂の会長様、"若狭雅人''
だったのでした。
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