I'm a student.

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まぁ、裸に剥くっていっても 決してこう…いやらしいことを するわけもなく。 一定の物理的距離を図りながら 指示を出すだけだったりする。 純粋に、俺は彼を絵の モデルとして接してるんだから! …結局それだけじゃ 物足りないんだけど。 むしろ良く 我慢してるよなぁ、俺。 「触りたい…!」 「おぉ、心の叫び。」 「だって目の前に 好きな人の裸体があるって もう…据え膳にも程がある! しかも、なんであの子も 断らないかなぁっ!」 際どいポーズまで 要求に答えてくれる彼。 無表情な彼に漂う あの僅かな羞恥心! 押し倒して良いですかッ! 「…つか、そいつ名前は?」 それは 「秘密。」 「ここまで晒しといて 何で名前言わねぇんだよ!」 「いや、プライバシーの 問題に関わるしぃ。」 「真面目かっ!」 「…にしても、俺は どうしたら良いのかなぁ。」 どうしたら、彼は 俺のことを好きになって くれるだろうか。 (心の底にある君の密かな 情熱が俺は好きなんだ。) -
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