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それにしても、俺が一肌脱ぐ前に
なにお前が脱いでんだよ!
くそうっ、けしからん
もっとやれ!
「…え、放置プレイ?」
「絵のモデルだ、絵のモデル。
やめろ、誤解を生むだろ。」
「あ~!裸婦的な!」
「…まぁ、男だけどな。
んでよ、そいつ手ぇ早いって
聞いてたのに
全く手を出してこないんだ。」
およよ。
その言い方は…
「史、手ぇ出されたいの?」
俺の率直な言葉に
はずかしそうに顔を
俯かせる彼。
ヤベェェェェッ!
ナニコレ!史じゃない!
「…中学の時から
憧れてたんだ。
一方的に、だけど。」
「ほうほう。」
「他校の剣道部で、その人。
それで、高校でこんなこと
なって、もしかしたらって
浮かれてたんだけど
…こんなゴツイ奴、やっぱ
抱く気なんかおきないよな。」
「史…。」
誰だ、俺の大事な友人を
傷付ける奴は!
しかーし!
手が早い奴が手を出さない
=だ・い・じ・な・ひ・と
という等式が成り立つ!
フラグ立ってる。
脈しかない。
安心しろ史!
ただお前は大切に
守られてるぞ…!
「そんな気にすんな。
お前はじゅーぶん、魅力的だ。
…ならさ
お前から誘ってみろよ。」
誘い受けうまい。
「…やってみる。」
案外積極的な史さんです。
是非カメラを設置させて!
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