不死のドール

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しかし現実は残酷である。 また一人、また一人と共に歩んだ仲間は倒れていき、気付けば独りになっていた。 そして僕も例外ではなく、そのときがやって来る。 "ここで倒れるのか…" 胸の冷たさを紛らわそうと最後の力を振り絞り、太陽に仰向けになる様に寝転んだ。 "やっぱり愛の方が温かいな" そう確信を持ちながら、重い瞼を閉じていった。
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