不死のドール

7/10
前へ
/12ページ
次へ
―――― ―― 僕は冷えきった彼女の部屋で呆然としていた。 『ありがとう』 彼女の最後の言葉が頭に残る。 気が付けば泣いていた。そして様々な想いが一気に溢れ出す。 僕はいつの間にか『心』を手に入れていたんだ。 考えれば考える程、彼女を愛しくなる。 それと同時に、心のない頃聞いた言葉が、妙に生々しい意味を持って僕の前に現れた。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加