ウィリアムテル

不死のドール

僕は考え続けた。太陽が何回昇ったか分からない位、ずっと。

もう『愛』の供給は行ってないはずなのに、不思議と倒れる気配はなかった。

"僕は『不死のドール』になったのだろうか"

様々な想い、感情が頭を駆け巡る。

中でも特に、負の感情の存在は日に日に大きくなっていった。

"この感情に負けてしまったら、彼女から貰ったものが無駄になる"

そう感じた。そして僕は一つの結論にたどり着く。