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それに、
「私、そもそも、恋愛に興味が無いから」
「あら弥琴!!」
モソモソと唐揚げを食べていたら、母が急に立ち上がって、お箸を私を指差した。
母の急な行動に、私はただただ、びっくりするばかり。
「ど、どしたの、お母さん」
「弥琴、恋愛に興味が無いなんて言っちゃ駄目よ!」
「え、何で」
「何でじゃないわよー!
若いんだから、今の内に恋愛してほしいの!」
「……はあ」
母の勢いに圧倒されていた私の口からは、生返事しか出てこない。
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