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真夏の夜の夢
我が輩は使い魔である。
我が輩にはまだ名がない。
主人であるところの大魔導師はその偉大さ故に多忙であり、我が輩の名などという瑣事にかまけてはいられないのであろう。
さもありなん。
愛称、など犬に喰われて死んでしまうがいい!
…おっと、我が輩としたことがつい興奮してしまったようだな。
紳士の口から出る台詞ではなかった、忘れてくれたまへ。
しかし、我が輩の話を聞いてくれれば充分心情は察してくれる事だと思う。
良ければ聴いてくれないだろうか?
真夏の夜の出来事を………。
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