#001【相○り温泉】

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みなさんはウォータースライダーって知ってますか? 高い所にスタート地点があり、丸い筒状のコースの中を水の勢いで滑るすべり台みたいなもので、相○り温泉のは出口まで約45秒位で着くタイプでした。 スライダーの出口はプールに繋がってて最後にバシャンとプールに落ちるのが楽しかったなぁ✨ まるで気分は流しそうめん😃✨   …コホン…😔   それじゃ、そろそろ俺の体験談を。   昔、俺が小学校3、4年生位だった頃に親と相乗○温泉に遊びに行ってウォータースライダーの1日フリーパスを買ってもらい何度もスライダーを滑っていた。 スライダーって階段を一番上まで上がっていってそこから係員の人が滑らせてくれるんだけど、そこに係員が座るパイプ椅子が置いてあって、その椅子にいつも同い年位の無邪気な女の子がケタケタと笑いながら座ってた。   俺はまだ子供だったからかあまり不思議にも思わず「係員の子供かな」とか思ってたから特に気にはしてなかったけど、、、 スライダーのコースの中間位にあるちょっとした直線の場所でよく後ろからその女の子が笑いながら追いついて来るんだ。 その時は俺も幼かったからか怖くもなく、とにかく後ろから来た女の子とぶつからないようにと手を前に伸ばしスピードを上げてゴールのプールに飛び込むんだ。けど、待っても待ってもその女の子は出て来ない… っていう不思議な事が何度もありました。 その時はまだ幼かったから深くは考えなかったけど、いま考えると不可解というか…不気味だよね。   だって係員が前の人とぶつからないように距離を計って次の人を流してるはずなのに何故か追いついてくるし、 出口は一つなのに女の子はいつまで待っても出て来ないし、 いつ行っても係員の椅子辺りに居るのもおかしいよね…。   そして…暫くして、俺が中学生になった頃だったかな? この体験を母親に話したらこんな話を聞けました。
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