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「基紀さん、やっぱり入学式来なくていいよ。 お仕事、忙しいのに…」 「香純の入学式、行かないわけないでしょ? 香純は気にしなくていいの」 といって、基紀は香純の頭を撫でた。 元々、香純は中学を卒業ともに働くつもりだった。しかし、基紀がそれを許さなかった。大学への進学もそうだ。学校側と基紀からの説得を受け、進学を決めた。
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