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玄関脇に、緑の傘が立てかけてある。 今の、お気に入りを見つける前に使っていたその傘は確か数日前、お隣に回覧板を届けに行った時に使った。 そのまま、しまわずに外壁に置いてたようだ。 私は緑の傘の柄を掴んで、 「これでいいわ」 引き寄せると、しぼんだ手元にあるボタンを押した。 ぱっ、と開いた傘を持ち上げ、右肩に中棒を乗せて私は雨の中に踏み出した。
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