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ラブホの会計は悠哉がなにも言わずに全額を払った
借りを作るのは好きじゃない
半額だすよ と告げても 悠哉は無言のままだった
二人は歩く
駅に向かう
はずが…途中で悠哉の進路が変わる
憂『……私 電車だから』
そう告げて 悠哉に背を向ける
歩き出そうとすると 突然腕を掴まれる
憂『…ッ!!………なに?』
振返る
悠『……ラブホ代半額分…』
憂『…………は?』
憂美は眉をしかめて悠哉を見上げる
悠『………暇潰し』
それだけ言うと 腕を掴んだまま歩きだす
憂『え?ちょっと…なに?………ねぇ!』
なんなの…
まだなんかあんの?
なんだって言うのよ…
振りほどけない力で引っ張られ 成す術もなく されるがままに悠哉に連れ去られた
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