向日葵の女の子

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それから5日くらいの間、僕らは毎日ふたりで遊んだ。 帰る予定の2日前の事。 陽菜ちゃんは、僕の手をとってとうもろこし畑の畦道まで連れてきた。 「もう少しあっち。」 少し奥に入ると、とうもろこし畑をバックに畦道の片側にヒマワリが咲き誇っていた。 「スゴい、こんなにたくさんのヒマワリ見たことないや。」 陽菜ちゃんは少し微笑んでから上を見上げて話し始めた。 「あのね、ヒマワリって、いつも太陽の方を追っかけて見てるんだって。眩しくてしかたがないのにね。 今までずっと何でなのか判らなかったけど、今はなんとなく判るような気がするの。」 「へえ、何でなの?」 「うーん、うまく言えないけど…、 きっとそうしたいからだと思う。」 「そうだね。」
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